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DATE: CATEGORY:読書
上橋菜穂子著

読了ー。
面白かったー。 国防の要、「闘蛇」を管理する獣ノ医師である母を持つエリンが主人公なんだけど、彼女はやたら不幸且つ数奇な運命を辿って、やがて闘蛇を屠る事のできる唯一の獣である「王獣」と心を通わせる事のできる唯一の人間になる。
それにより、彼女は望むと望まざるに関わらず政治の道具として使われる事になる、みたいな話。

えーと、筋書きそのものは普通だと思う。けど。
当たり前のようだけど、普通のストーリラインの中でどれだけのものを打ち出せているかっていう点が、物語のアイデアが飽和しまくった現代においては何より重要。
その点、この話はかなり濃密な中身をもっている。

このひとの本読んだの久しぶりだけど、描写が凄く綺麗。
文体はくどくないしさらっと読めるけど、情景描写は繊細で細やか。 なにげない生活感みたいな、そういう作品の色が浮き出してくるような文章で、凄く好ましい。

勿論話そのものも素晴らしかった。
王獣は非常に危険な獣で、不用意に近寄ったり興奮させたりすれば引き裂かれて殺されてしまう。
王獣という人の理解を超えた獣を実に容赦なく描ききった上で、なお王獣と真っ向から向き合うエリンは中々に強烈な人物像だ。

で、それを踏まえた上でのあのラストシーンは素晴らしいとしか言いようが無い。終わりよければ全てよしではないが(というか話としては収拾を着けずに終わっているが)、最期を美しく描ききった作品は良い作品であると思う。
ていうか、王獣とエリンの話、としてはこの上ない終わり方。


あと、精霊の守人がアニメ化するってさ。

そしてなんでバルサがこんなに若いのですか。なっとくいかない。
いや、いいのか? どうだろう、なんか微妙にイメージ違う。



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