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DATE: CATEGORY:読書
上橋菜穂子著

読了ー。
面白かったー。 国防の要、「闘蛇」を管理する獣ノ医師である母を持つエリンが主人公なんだけど、彼女はやたら不幸且つ数奇な運命を辿って、やがて闘蛇を屠る事のできる唯一の獣である「王獣」と心を通わせる事のできる唯一の人間になる。
それにより、彼女は望むと望まざるに関わらず政治の道具として使われる事になる、みたいな話。

えーと、筋書きそのものは普通だと思う。けど。
当たり前のようだけど、普通のストーリラインの中でどれだけのものを打ち出せているかっていう点が、物語のアイデアが飽和しまくった現代においては何より重要。
その点、この話はかなり濃密な中身をもっている。

このひとの本読んだの久しぶりだけど、描写が凄く綺麗。
文体はくどくないしさらっと読めるけど、情景描写は繊細で細やか。 なにげない生活感みたいな、そういう作品の色が浮き出してくるような文章で、凄く好ましい。

勿論話そのものも素晴らしかった。
王獣は非常に危険な獣で、不用意に近寄ったり興奮させたりすれば引き裂かれて殺されてしまう。
王獣という人の理解を超えた獣を実に容赦なく描ききった上で、なお王獣と真っ向から向き合うエリンは中々に強烈な人物像だ。

で、それを踏まえた上でのあのラストシーンは素晴らしいとしか言いようが無い。終わりよければ全てよしではないが(というか話としては収拾を着けずに終わっているが)、最期を美しく描ききった作品は良い作品であると思う。
ていうか、王獣とエリンの話、としてはこの上ない終わり方。


あと、精霊の守人がアニメ化するってさ。

そしてなんでバルサがこんなに若いのですか。なっとくいかない。
いや、いいのか? どうだろう、なんか微妙にイメージ違う。



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DATE: CATEGORY:ゲーム
一々全部やってられないので一部プレイ。
やはりレベル高い。高くて死ぬ。
というか最近の作品は表裏問わずレベルが上昇傾向にあるような気がする。
 

あと昨日やったCross of The Worldってゲームが異常な作り込みで噴いた。三頭身キャラをドット単位で動かし過ぎ。ありえない。というか既にアルファナッツレベル。
未完成、というか連作短篇っぽいが、戦闘見てるだけで興奮する。ツクールのクオリティじゃないよあれ。
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DATE: CATEGORY:ゲーム
ツクールゲーで短篇。30分くらいでできる。
なんかの外伝らしく、ストーリーはノーコメント。
ただ、演出が異常に丁寧。あの、【風吹く丘のコンツェルト】並と言えば分かる人は分かる(超ローカル)。
技術的に際立った事は何もやっていないが、こうすればもっと良い作品が作れるけどめんどくさいのでやらない、みたいなことをちゃんとやっているのが好印象。
ツクール作品をやる際なによりもまず優先して評価されるのがテンポの良さと小奇麗さだけど、両方クリアしているのは素晴らしいと思う。
ただ、話の中身が完成した本編やらんとなんのことやら。
てか、宣伝用かこれ?
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DATE: CATEGORY:記述


天地を縦断するさかしまの断崖が、歴史よりも古き三本樹の古森が、あの忌まわしきロワスカーグに支配されてどれくらいになるだろうか。

かつてトリフリクタスの地は大いなるワリバーヤの恩寵の下、アルセスバハル2世の統治によって豊かな様相を表わしていた。寄り掛かり合う共生の霊樹は螺旋を描いて伸び茂り、ケーナズの村の民家の軒先で大地に突き刺さり柵となっている。

手の平ほどの熊であるアップファリンや、地に垂れ下がる耳を持つホレインの兎もどきたちが駆け回り、イタズラ好きの小人ゴブリースは子供たちと騒ぎ立てる。森は人々にとって親しき隣人であり愛すべき家族だった。

しかしある時だった。 それは厳かに、そして重々しくやってきた。

天が暗く、青々としたアレ神の御体が邪悪なるイア=テムに覆われた日であった。

村の森番であるテムーはその日、ふと不吉な予感に身を震わせた。 彼は愛用の弓をとり森の奥へ進んだ。

その予感はかつて彼の妻と娘がエルトネーモの吸血雲に殺された時と、2人眼の妻が単眼虎の大移動に巻き込まれて死んだ時に感じたものと全く同じ予感だったのだ。

テムーが森の奥に分け入っていくと、そこには累々と横たわる森の住人たちの骸があった。テムーはそれを為した非道な者の姿を見た。

それは漆黒で塗り固めた岩石を、幼児が練り固めて作り上げられたような歪な形のトカゲだった。

肩は瘤となって盛り上がり、眼は血に飢えて爛々と光り、青白い炎を吐き出すその口は石榴よりもなお紅かった。テムーは小指に握っていた矢を即座に番えた。一分の乱れも無い上半身が刹那、静止したまま前後に伸び開き、極限まで引き分けられた弦は肉体の十字に掛けられた甲矢を神速をもって離して撃ち出す。

ゆるく弧を描いて飛ぶ矢は、果たしてトカゲの眼に直撃した。しかし、トカゲには傷一つなかった。逆にトカゲの鋼鉄の眼は矢を跳ね返し、テムーの腹に深々と矢が突き刺さる。

トカゲは驚くべき事に口を利いた。耳が裂けるかと思うほどの大音声は、森中に響き渡った。

「我が名はロワスカーグ。 テレクレステの火山にてアウラーの加護の下に産み落とされ、ボーミルの山を噴火させた、二つの山と三つの荒野を支配する大精霊である。 我はいかなる山より高き慈悲と地中よりも深き思慮を持つ智者でもある。 

我はこの地を通りかかり、その惨状に目を覆い嘆いた。 木々は荒れ狂い弱き獣が秩序無く跋扈し、大いなる自然は俗世と混じり穢れきっている。 我はこの地の堕落を切に憂う者である。 今より我はこの地を統治し、ここに正しい秩序を取り戻す事を誓う!」

恐ろしくも傲慢な宣言をしたロワスカーグは、獣たちを蹂躙し、森から人を追い立て、木々を焼き払い始めた。 テムーは腹に矢を生やしながらもなんとか村に戻り、ロワスカーグの暴虐を伝えて息絶えた。

ロワスカーグの暴虐は留まる所を知らなかった。玄武岩の牙は火を打ち鳴らし森を焼き、大猪をも絞め殺す長大な尾は暴れ回り、硝子で出来た爪はロワスカーグを退治せんとする勇者たちの血に染まり真紅の硝子細工となっていた。

もはやこの地にロワスカーグの暴虐を止められる者はいない。 嗚呼、私たちはこのまま嘆き哀しみ続けるしかないのか・・・・・・いや。

まだ、まだ希望はある。 あるはずだ。 たとえ試みが無駄であっても、抗いの意志とはけして侵されざる神聖なるもの。 ならばそれこそがあの邪悪なるロワスカーグに抗し得る唯一の手段。

ここに、最果ての石碑への道しるべを残す。

最果ての石碑

大いなる碑文

古い言い伝えに拠れば、かの石碑には囁き飛び交う言理の妖精たちが集う聖域が内包されており、「紀述者」たちがその創造力を思うままに振るう始まりの地であると云う。

もし誰か、この私の言葉を目にした者がいるならば、どうか「石碑」へ向かい、悪きロワスカーグめを打倒し得る英雄の記述を刻んで来て欲しい。

いや、英雄の記述でなくとも構わない。 打倒の手段、彼奴の弱点、断片たる情報でも何でもいい。

貴方に紀述者の一人となりこの地の忌まわしき運命を覆して欲しいのだ。

勿論ロワスカーグはそう簡単には倒せない。奴は一度屠ろうと異なる事象の平面に降り立ちまた同じことを繰り返す。だが、それならばその数だけ倒してやればいい。

異なる物語、異なる英雄譚に於いてあの怪物を打ち倒して欲しい。

長くなったが、これで私の独白を終える。どんな次元の誰でも構わない。どうか、この言葉を目にした者が私の最期の願いを聞き届けてくれることを願う。
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DATE: CATEGORY:ゲーム
第六回三分ゲーコンテスト受賞作。


上手い上手すぎる。
とにかく構造的にとんでもなく秀逸。
選択を間違えた時のヒントコーナーの扱い方とか、シンプルなんだけど上手。
話そのものはそんなに複雑じゃないと思うのだけれど、作り方が丁寧で凄く感心した。
おすすめおすすめ。
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DATE: CATEGORY:未分類
ジェフリー・ディーヴァー著 読了

本当に傑作で困る。
「魔術師」でも思ったけど、二転三転する犯人像に加え常時被害者が誘拐されているという緊迫感のある状況のせいか一気に引き込まれる。
その中で組織内部の縄張り争い、というか足の引っ張り合いとか主要登場人物である2人の内面猫写をテーマ性を持って描いている辺り凄い技量。 
伏線の仕立てやミスリード、構成が上手なので、専門用語の連続にも関わらずスムーズに読める。

文句なし、万人にお勧めできる一冊。二段組460ページだったけど。長かったよ。苦にはならないけど。


よっしゃ次は邪魅の雫だ(←順番メチャクチャ

続きにゃ♪ »

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DATE: CATEGORY:ゲーム
うわなにこれなにこれなにこれ。
体験版だよやってみたよすごいよやばいよ死にそうだよ
あれだこれ。フリクリ思い出した。
センスと描写が半端ねー。話の筋立てとか運びは平凡なんだが、描写能力がおかしいせいですっげー馴染む。上手すぎ。
なに半袖からブラチラ期待してんだテメーキモッ、みたいな中二っぽさが全開ですよ。全然中二病じゃないのがポイント。
とにかく中学生描写もの凄く上手い。感動した。感涙した。
ああ言いたくないし使いたくないけど青春全開。いやむしろ思春期オーラが作品から激しくぶちまけられてもう興奮しまくりでたらいつか買うよきっと買うよそれまでまってれうんホント最高だねやっべやっべやっべ。

あー、文章キモイ。
なんだ、クマかっこよかったよ。クマー。
あと原神さんあれだね。ヒロインだね。よかったね。変に媚び媚びしてないキャラは好きですよ。


あー、つーかさ。 やっぱこれフリクリだよね。雰囲気が。
いや、おねーさんがいるからだな。多分。
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DATE: CATEGORY:ゲーム
フリゲでRPGツクール。やってみました。

あー、これは珍しい。
ループ物って大抵ループから抜け出してエンド、とかが多いんだけど、この作品の主人公はループ構造を肯定してしまうのだな。

なんか少年漫画的ストーリーとかだとのっぴきならない状況に立たされた挙句二者択一でどっち選んでも誰かしら不幸になる的シチュでは主人公は第三の選択肢を選んで、
「運命は自分で切り開くものだ!」とか、
「俺は誰かを切り捨てる選択肢なんて選ばない!」とか、
「えたーなるなんたらかんたら!(技名)」とか、
「その幻想をぶち壊すもん!」とか叫ぶのがセオリーなわけだが。

この作品はそういった作品とは少し方向性が違う感じ。ツクールでループっていうと古くは「時のイタズラ」とかがあったけど、あれともまた異なる。なんだっけ、このBBライダーに似たベクトルの作品が確かあった気がするんだけど。

どうでもいいが前作から格段に絵が上手くなったよね。人体描くのはまだ微妙に構図とかパースとかおかしいような気がするけど人の事は言えないので黙る。
あとハイブリッド萌え。

そして主題歌がOPED両方あるという最近の流行(なのか?)
セイバーキャットとかもあるんだっけ? しばらく気にしてなかったが最近のツクール界隈は凄いなー。

しかし主題歌、Bメロで盛り上がった後サビに移行しないのは詐欺だと思う。


さらにどうでもいいが、これをプレイし終わった直後にPCが凍ったよ。そしてぷらいまりーすれいぶが、はあどでぃすくが火を吹いたよ(比喩)。 とりあえずごちゃごちゃ弄ったら余計事態が悪化した気がするよ。
マニュアル片手に呻く状態。あー、あー、とりあえずこのピー音は止めたぞ。 ぶーとどらいぶしか認識しなくなったがな!
とりあえずPC用語が良く分かってない時点でかなりアレだよね。
こうなったらペレケテンヌル神に祈るしかないのかー。
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DATE: CATEGORY:記述
フルドルに拠れば、人間の欲求は円形の階層を為していると言う。リーデ派の即物的且つ生理的欲求を重視する性質を批判した彼は「精神は卵殻に喩えられる」と謳い、階層の外側から内側へ、生存欲求・社会的欲求(安全欲求と所属欲求)・向上(自尊)欲求・自己変革欲求という順番で構成されているのが精神だとした。
フルドルは外殻は生物として必要で厚い層を持つが、中心側は小さく生物としての必要性こそ低いものの、高い密度を持つより高次の欲求であるとしている。
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